USB接続の、汎用測定器「TNB-10」に、主にMCSモジュールを組み込んで構成した測定器です。
ご研究内容に合わせて、MCAやタイマースケーラー、真空装置のコントロールI/Oなどのモジュールを組み込んだシステムも可能です。

現在の標準ソフトでは、同時に8台までのMCAモジュールを制御して、同時測定が可能です。
Dwelltimeは 最少20nsec (10nsecで納入も可能) 最大50MHz計数で、ch間の切り替えによるロスタイムはゼロ
ただし、スタート信号の周波数は250Hzまでです。


一回のスイープで、各MCSチャンネルにたくさんの計数を必要とする、通常のMCSで
220Hzを超える、スタート信号周波数が必要な場合は、パイプライン型のMCSを用意しています。
MCSを複数搭載し、タイムスライスでn倍の周波数の測定をします。  



パイプライン方式の、MCS 2群 (各MCS装置5台)
    



MCSを利用する実験で、スタート信号の周波数が高い、フライトチューブを使ったTOF等があります。
このような実験で、一回のスタートで、出てくるデータ信号がパラパラと比較的に少ない場合は
TDCの様なイメージの TOF型MCSモジュールを用意しています。
単体で、10000hz程度の周波数位まで、測定できます。
購入時に、研究内容により、標準MCSか、マルチストップTDCタイプかを、選択できます


 


主に時間分解能10nsecMCSを搭載して、TOF測定に特化した、ソフトウェアです。
1画面、上下2画面、上図のような4画面表示で実験中、自在に測定スペクトルを確認できます。

      
 
       
       
主な機能   
 メモリサイズ  256 512 1024 2048 4096ch 8192ch /24bit  
 Dwelltime 分解能  20nsec ( 10nsecバージョンで出荷も可能)
 最少dwelltime  20nsec ( 10nsecで出荷も可能)
 外部信号入力  MCSデータ   スイープスタート   外部クロック
 スイープ設定  32ビット
 1回のスイープ容量 測定したスペクトルは32ビット整数ですが、一回のスイープでは8192カウントまで計数します。
 データ信号仕様  TTL信号、パルス幅は20nsec以上必要。
    
               
               
               
               
               

本体装置40万円 + ( MCS装置 20万円/module )
標準ソフトウェア 10万円

TNB-10MCS